|
2006年 03月 25日
# by takashi_yagi | 2006-03-25 23:31
2006年 03月 24日
![]() 「は〜るがきた は〜るがきた」と歌いたくなるような、快晴で暖かい日だった。昼休みに屋外へ出ると、撮りたくなる生きものや花でいっぱいだった。モンキチョウも今年初めて見た。今日は短時間でいろいろ撮ったのだが、とっておきの1枚はこれ、ムラサキシジミである。このチョウは成虫で越冬するので、これは昨年生まれの個体である。翅はほとんど痛みがなく、太陽を浴びて美しい紫色に輝いていた。ムラサキシジミの食草であるカシ類はキャンパスにたくさんあるのだが、このチョウの個体数は非常に少ない。これまでの6年間で1,2回しか見たことがない。今日、美しい写真が撮れてたいへん嬉しかった。この場所は昨年キアゲハの幼虫やチョウトンボがいたキャンパスの湿地の土手。チョウがとまっている葉はシロバナマンジュシャゲである。私の建物に近いお気に入りの場所だ。今年はこの場所での撮影が多くなりそうだ。 2006年 03月 23日
![]() 今日は久しぶりに晴れて気温も上がり何よりだった。というのは、今日は大阪府立大学の卒業式だったからだ。私の研究室からは4年生が1人、大学院修士が2人卒業した。4年生の子は首席だということで、卒業生総代として卒業証書を受け取った。私の教室でこんなことは滅多にないので、私も卒業式に出席した。しかし、なんと今年は教員席がなく、2時間立ったままだった。4年生の子は私の指導が良かったから首席になったのではなく、成績の良い子が私を卒論の指導教員として選んでくれただけだ。本人はどう思っているか知らないけれど、私としても一所懸命指導したつもりである。卒業式に同席していた教員が、あの子は私の教室の子だと、他の教員に紹介してくださると、私は鼻高々となり、学生のおかげで私の教室の株が上がることもあるのだと、学生に感謝したい気持ちであった。卒業式が終わり、卒業する3名の学生達と一緒に写真を撮ると、寂しさがこみあげてきた。1年、2年と同じ釜の飯を食うとまるで家族のようになり、楽しみや苦しみを共有する。これこそが他の職業をしていたら得られなかったであろう大学の教員としての喜びである。 さて、午前の卒業式のあと、昼休みに農場へ出かけてみると、太陽を待っていたモンシロチョウがたくさん飛んでいた。こんな日は撮りたい生きものがたくさんいる。と思っていたら携帯電話が鳴り呼び戻される。そんなときに限って珍しいチョウが現れる。あわてて5分ほどで10回ほどシャッターを切った。この時期に見られるブルーはルリシジミである。郊外の林縁では普通に見られるチョウであるが、平地の都心では珍しい。府大のキャンパスが緑豊かである証拠だと思う。といっても意識せずに普通にキャンパスを歩いて見られるほどは生息していない。 仕事はさっぱり進まなかったが、充実感のある1日だった。 2006年 03月 20日
![]() 私のいる建物近くの1本のアンズの木が満開である。この木はあまり実がならなくて、もう1本の木の方が良く実るのだが、花はこの木の方が美しい。 昨日の雪はやんで今日は快晴だったが、寒気が残ったままだった。今日はぜひチョウを撮りたいと思って昼休みに屋外に出たが、寒さのせいで1匹も見なかった。たまたまアンズの木のところへ来たらメジロの群れがいた。群れは何度も来たり去ったりするようで、見ていて飽きることがなかった。 チョウやミツバチが花の蜜を餌とするのはわかるが、メジロがアンズの花の蜜を餌とするのはずいぶん効率が悪い気がする。メジロがわずかな蜜を食べて得るエネルギーより、メジロが花から花へ動き回って使うエネルギーの方が大きい気がするのだが。いやいや、高等動物はエネルギーの得失だけを行動の基準とはしていないのだ。人間だってお酒から得られるエネルギーより、うまい酒を探し回るために使うエネルギーの方が大きいに違いない。 2006年 03月 18日
![]() 土曜日になったらまた雨である。で、これは昨日の写真である。コサギを撮った農場と産学官連携機構との間の水路にカワウがいた。キャンパスで初めて見る鳥である。かなり近づいてもなぜか逃げなかったが、他の鳥と同様、私を警戒してずっと後ろを向いたままである。カワウの集団営巣地(コロニー)は府大キャンパス近くの池の中の島にあると、近くに住む人に聞いたことがある。たぶんそこから飛んできたのだろう。 カワウは集団で営巣することで知られる。コロニーができるとカワウの糞で木々が真っ白になり、そのうち枯れてしまう。そうするとカワウは移動して別の場所でまたコロニーを作る。また木が枯れる。琵琶湖では竹生島や伊崎半島に大コロニーが知られる。またカワウは大食漢で、川に放流したアユを食い尽くすことがあるらしい。ということでカワウは害鳥扱いされる。鵜飼に使われるのはウミウだそうだ。海に住んでいる分、潜水能力が優れているらしい。 2006年 03月 17日
![]() 昨日からの雨が上がり、お昼頃から陽が差してきた。時間があまりなかったので、私の部局にほど近い、湿地がある農場の端へ出かけた。太陽を待ちかねたように鳥やチョウが動き出す気配を感じた。湿地へ近づくと、突然2羽のサギが飛び立った。飛んでいるところを撮ろうとなんとか2,3回シャッターを切った。白サギは数種類いるが、これは嘴が黒いこと、冠羽があること、指先が黄色いことからコサギのようだ。後ろの建物は私が所属する部局のメインの建物で、写っているのは6〜8階なので、それから飛翔の様子がよく掴めるかと思う。 2006年 03月 16日
![]() 寒波のあと晴れたのは昨日だけで、今日は1日春の嵐だった。春を感じる日が本当に少ない。今日は写真が撮れず、これは昨日の写真だ。昨日モンシロチョウを撮ったすぐ近くでキタテハも撮った。今頃いるキタテハは成虫で越冬した個体である。キタテハは特に西日本で減少傾向にあるという人が多いので、この春先にキャンパスで見られたことは良かった。食草のカナムグラはキャンパスに多くはないが生えている。このあと春の第二世代はキャンパスで生まれるが、その後全くキャンパスからいなくなる。再び現れるのは10月だ。キタテハは年に3、4化を繰り返すと思われるが、どこに消えるのだろうか。私は近年の夏の暑さが影響していると考えている。気温の低い山で避暑しているのではないだろうか。以前はいつでもどこにでもいたチョウなのに。 2006年 03月 15日
![]() 今日は朝から快晴だったが、寒波の名残でやや肌寒かった。でも貴重な晴れなので昼休みに農場へ行ってみた。約30分間でモンシロチョウを3匹見ることができた。ふと気が付くとハルノノゲシで吸蜜しているチョウがいた。今年初めて、生き生きとしたチョウを撮ることができた。モンシロチョウにこんなに心ときめくのはこの時期だけだ。3ヶ月ぶりに会えた恋人のようだ・・・と書くと女性に失礼かもしれない。 2006年 03月 14日
![]() 今日は昨日より天気は良かったが、小雪が舞う1日だった。昼休みにカメラを持って農場を回り府大池まで行ってみたが、昆虫の姿はなかった。それよりも西風が強く寒くてじっとしていられない。だから最近は花の写真が多くなってしまっているが、花もなかった1月2月に比べれば被写体を探す苦労はない。 図書館の前のサクラの木が咲いている。この木の花は濃いピンクである。12月に季節はずれのサクラを撮ったが、同じ図書館前のその木は冬の間に徐々に花数を増やしていき、今はもう散り初めである。肝心のソメイヨシノはといえば、もうずいぶんつぼみがふくらんでいる。昨年の開花は平年より遅かったが、今年は早く咲くだろう。そういえば去年も寒い冬だったが、1年経てばすっかり忘れて、雪が多かった今年の冬のことしか覚えていない。 2006年 03月 13日
![]() 週明けはきっとモンシロチョウを追うことになると思っていたのに、今日は真冬に逆戻りである。ここ堺市も雪が降ったりやんだりの1日だった。早く羽化したモンシロチョウが今晩の寒さに耐えられるかと心配になるほどだ。寒いので夕暮れになって建物の近くで黄色いスイセンを撮った。暖かい日には春の花、寒い日には冬の花が似合う。 スイセンを美しいと思ったのはイギリスにいた時である。私は1994年8月から翌年5月までロンドン郊外で暮らしていた。イギリスの3月はスイセン、レンギョウ、モクレンなどの花が一斉に咲き始める。それまで寒くて暗い冬を過ごし、気持ちまで暗くなっていたところに、突然春がやってくる。スイセンはイギリスのほとんどの家の庭や公園に植えられている。というより長年放ったままなのだ。ロンドンの町中でもハイドパークやバッキンガム宮殿など、スイセンでいっぱいだ。それからというもののイギリスの住宅地は次々と咲く春の花で埋めつくされる。 この写真、バックに写っている建物は府大で最も高い8階建のビル。私が所属する部局の事務が入っている。木々はまだ冬枯れのままだ。 2006年 03月 11日
![]() 今日は4月中旬の暖かさというが、これから大学の子供向け社会教育活動に出かけるので、キャンパスへは行けない。きっと今日はモンシロチョウがかなり羽化すると思われるので来週の大学農場が楽しみである。先日来、オオイヌノフグリがとても美しい。この花がたくさん咲いているところを見ると、今年も春がめぐり来たことを実感する。これは一昨日撮った写真である。オオイヌノフグリはこの時期だけ美しく咲いて人々の気持ちを和ませてくれるが、いったん花がぽろっと落ちたら、あとは背の高い夏草に埋もれ、来春まで人々から忘れ去られてしまう。故山田忠男氏が書かれたとおりである。 2006年 03月 10日
![]() 私はキャンパス内の移動に自転車を使うが、昨日、所用のため学生部へ急いでいるとき、道路に蛾が止まっているのに気づいた。持っていたデジカメでこれを撮った。どんなに急いでいても何か変わったものがいたら、私は必ず止まって見てしまう。私はガの名前はほとんどわからない。科の見当すらつかない。こういうときはたいていPhasmidさんに画像を送って名前を教えてもらう。この蛾はトビモンオオエダシャク(Biston robustus)だそうだ。春先に発生するガだそうだ。このガの翅はコンクリートの模様とよく似ているが、木の幹でも壁でも止まったらわかりにくいだろう。この幼虫はこれまた小枝そっくりで、擬態の例として海野和男さんのサイトに載せられているほどだ。 2006年 03月 08日
![]() 予定通り昼休みにモンシロチョウを探しに農場へ行った。暖かかったがチョウの姿は全く見えなかった。そこで、咲きそろったオオイヌノフグリ、ナズナ、ホトケノザなどを撮って途中まで戻ったところ、前方に1匹の白いチョウが飛んでいるのを見つけた。こんな気持ちになるのは何ヶ月ぶりだろう。あとは走って走ってチョウを追いかけ、写真を撮ることだけを考えた。チョウは地面に落ちていた白いプラスチック片に引き寄せられて一瞬だけ止まった。そこで何とか1度だけシャッターを切ることができた。それがこの写真である。今日は後にも先にもこのチョウ以外は見ることがなかった。 私にとって今年のモンシロチョウの初見日は昨年よりずいぶん早いが、昨年までは探してまで見ようとしなかったので、本当の発生はもっと早かったのだろう。 2006年 03月 07日
![]() 昨日からの大雨が上がり、今日はまずまずの天気だったので、昼休みに農場へ行ってみた。九州からモンシロチョウやモンキチョウ初見の便りがあるので、堺市ではどうかと思ったからだ。チョウは見られなかったが、すっかり緑になったカラスノエンドウにたくさんのナナホシテントウがせわしなく動いているのを見つけた。 そういえば、今日は啓蟄だと天気予報で言っていた。啓蟄とは、土の中の虫が這い出してくるという意味で、チョウが羽化するには少し早すぎるようだ。冬眠していたナナホシテントウが蠢くのはまさに啓蟄らしい光景だった。啓蟄は二十四節気という、1年を24に分割した1つの節に当たるそうだ。冬至、立春、春分などもその1つで、これは太陽の軌道から物理的に決まるもので、新暦5月5日の端午の節句のような由来を無視した決めつけではない。当然年によって日が変わる。明日もいい天気のようなので再度モンシロチョウを探してみよう。 2006年 03月 04日
![]() 日付が変わり、これは昨日の写真である。芝生にシロバナタンポポが咲き始めた。このタンポポは普通の黄色いタンポポより一足早く最盛期を迎える。美しさでは黄色いタンポポに劣るが、やや珍しいということで、私はシロバナの方に魅力を感じる。タンポポは曇りや雨の日はもちろんのこと、少し日が陰ると花を閉じる。いざ撮ろうとするとなかなか美しい花に会えなかった。 |
自己紹介
![]() 少し立ち止まって見たら都会のキャンパスでもこんなに自然が豊かなことがわかります。私の写真と文から、生き物の美しさ、面白さ、不思議さを感じていただければうれしく思います。 by takashi_yagi メニュー
カテゴリ
以前の記事
2006年 03月
2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 最新のコメント
最新のトラックバック
検索
おすすめキーワード(PR)
ファン
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||